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Reversi工大祭2021

革新的な発想・技術と行動力で、未来を切り拓き、
人々の豊かで歓びに満ちた暮らしを支え続ける。

エイブリック株式会社は、セイコーインスツルの“ものづくりの理念”を引き継ぐ、アナログ半導体専業メーカーです。社名のエイブリック(ABLIC)は、ABLE(〜ができる)と、IC(Integrated Circuit)を組み合わせて誕生した名前です。半導体技術で「不可能を可能にする」という意味が込められた新社名で2018年1月に営業を開始。そして、2020年4月、ベアリング、モータ、センサから無線、そして半導体を手掛ける「相合(そうごう)」精密部品メーカー・ミネベアミツミ株式会社のグループ企業の一員になりました。

私たちの強みは、ウオッチ製造をベースにこれまで長年にわたって培ってきた低消費電流、低電圧動作、超小型パッケージ技術。このエイブリックの技術とミネベアミツミグループの相互の技術を相い合わせ、 「『Small Smart Simple』なアナログ半導体ソリューションでお客様に感動を提供」というビジョンの下、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。

CMOS ICの開発・製造開始から半世紀以上の歴史

世界初となるCMOS ICが搭載されたクオーツウオッチの実用化を起点に、1968年、当社はCMOS ICの自社開発、製造を開始しました(当時第二精工舎)。以来、ウオッチ用はもちろん、様々な民生機器や携帯機器、車載向けに小型・低消費電力・高精度のアナログ半導体製品を提供し続けると共に、自社技術の革新に努めてきました。

50年の時を超えた現在では、世界トップレベルのシェアを誇る製品群も多く、品質面においても世界中のお客様から高い評価をいただいています。 今後も更なる低消費電力・超高精度のアナログ半導体製品を創出し、皆さんの期待に応えてまいります。

2020年ミネベアミツミグループへ統合
世界初*の新検知方式
2019年ZCLTMホールICを発売
2018年エイブリック株式会社へ社名変更
バッテリレス
2017年CLEAN-Boost®技術を用いた無線センサを開発
世界最小クラスの超小型
2011年超小型0.8mm角パッケージ生産開始
日本の車載市場でシェアNo.1*
2003年車載用 EEPROMを発売
世界のスマートフォン市場でトップクラスの採用実績
1993年リチウムイオンバッテリ保護用ICを発売
世界初の量産クオーツウオッチの実用化に向け
1968年CMOS ICの研究開発を開始
(現セイコーインスツル株式会社)
*当社調べ
エイブリックの「SMALL」「SMART」「SIMPLE」

クルマの電子化やIoT社会、エコ社会の実現が加速度的に進む中、アナログ半導体が果たす役割はますます重要となっています。実装面積の最小化に貢献する「SMALL」、スマート社会の実現へ省電力を提案する「SMART」、使いやすく設計する「SIMPLE」なエイブリックのアナログ半導体製品は、あらゆる機器のキーデバイスとして大きな期待がよせられています。

◆バッテリレス化

これまで使われずに捨てられてきた微少なエネルギーに着目。ウオッチ用ICで培った蓄電・昇圧技術を用いて、無線発信などの電源エネルギーとしての活用を可能にする、それが当社独自のCLEAN-Boost®*技術です。

この技術により、バッテリレスセンサとビッグデータやクラウドサービスを活用した身近なIoTの世界を提案していきます。その一例が、漏水検知システムに導入されている「バッテリレス無線機能付きタグ」です。詳細はこちらをクリック
また、この技術は2019年アメリカ、カリフォルニア州サンノゼで開 催された「IEEE S3S Conference」において「Best Paper Award」を受賞しました。詳細はこちらをクリック
*CLEAN-Boost®技術で主となる蓄電昇圧回路技術は、立命館大学との共同研究によって生まれた技術です。

◆ウェアラブル機器&IoTに適したIC

次はどのような機能が搭載されるのか。ユーザーからのスマートウォッチへの期待は、ますます高まっています。これらウェアラブル機器の高機能化を追求する上で、避けて通れない課題が「バッテリの駆動時間の改善」と「デバイスの小型化」です。

当社は、これらの課題を解決できる半導体製品を豊富にラインナップしています。世界最小クラスの動作時消費電流を実現した動作時電流95nAのボルテージレギュレータ、消費電流260nAのスイッチングレギュレータは、バッテリ駆動時間の改善に貢献します。さらに、0.8mm角をはじめとする小型パッケージラインナップが、携帯機器のさらなる小型化を可能にします。 詳細はこちらをクリック

◆車載用IC

安全に走行させるため、自動車に搭載される電子部品には、まず第一に、「高品質」と「高信頼性」であることが求められています。近年では、HEV・EV・アイドリングストップなど環境対応車の登場により、「消費電流削減」の声も寄せられています。

これらを実現するためエイブリックは、国内車載No.1シェアの高品質・高信頼性のEEPROM、低消費電流・高精度技術の車載用電源ICを多数取り揃えています。また、高感度かつ高精度な磁気感度を擁する車載用交番検知ホールICは、150℃の過酷な環境下でも確実に動作するホールICとして、 安全・快適な走行をサポートしています。 詳細はこちらをクリック

◆世界初の新検知方式 ZCLTM(Zero Crossing Latch)ホールIC

ホールIC(磁気センサ)の磁界を検知する方式は、従来、片極検知と交番検知の2種のみでした。この度、当社が開発したZCLTMホールICは、これらとは全く発想が異なる世界初の新検知方式です。S極とN極が切り替わるポイントである0mTに到達した時点を検知し、信号を出力する第3の検知方式になります。

従来の方式と比べて、温度や磁石との距離による影響を受けにくく、モータ制御のずれを低減することができます。ホールICの実装位置の許容範囲が大きくなるため、より簡単に効率よく、かつ品質が安定したモータの設計製造が出来るようになります。詳細はこちらをクリック
また、このZCL検知方式は産業タイムズ社主催の「第26回 半導体・オブ・ザ・イヤー」において、半導体デバイス部門で優秀賞を受賞しました。詳細はこちらをクリック

世界一!ハマる、最先端をつくろう。

会社を変えるのは、会社の中にいる人。学びあう仲間、応援してくれる上司や先輩と一緒にアナログ半導体の最先端をつくりましょう!

◆先輩社員インタビュー

間宮英生
2020年修卒 東京工業大学 理学院物理学科

私が行っていた研究で、エイブリックからセンサの提供を受けることになり、この時に初めて会社を知りました。半導体の製造拠点を国内に持っていること、様々なことにチャレンジしている会社であることを知り、興味を持ちました。社内は意見交換が闊達で、先輩へも質問がしやすく、分かりやすく説明をして貰えるなど様々な知識を得ることができるので、多くの技術を学べる環境があります。インターンシップで、エイブリック1日体験をオススメします!

山下浩明
2020年修卒 東京工業大学 環境・社会理工学院

エイブリックとの出会いは修士1年のときです。蔵前就職情報交換の集い「K-meet」で、エイブリックブースに立ち寄ったことがきっかけです。半導体メーカー業界の中でも特に活力のある社風が印象的でした!エイブリックの一員となった今、長年培った事業基盤を持ちつつも、さらなる成長を求め続ける企業であることを実感しています。一口にアナログ半導体と言っても、その開発や生産には様々な理工系の学問分野が求められます。そのため、きっとABLICで皆さんの学びを生かせると思います!

執行役員 兼 CMO(Chief Manufacturing Officer)
前村好士
(1984年修卒 東京工業大学大学院 化学工学専攻)

登場から急加速で普及したスマートフォン。2011年に誕生した世界最小クラス0.8mm角の超小型パッケージは、市場予測のもと私が開発・製品化を牽引しました。今では世界中のさまざまな小型携帯機器に採用され、エイブリックの主力パッケージのひとつとなっています。

その他の先輩社員のインタビューは<こちら>

◆インターンシップのご案内

エイブリックでは、夏季・冬季の2季にインターンシップを実施します。今年は1日と2日間の2コースをご用意しました。マイナビサイトからエントリーが可能です。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
開催期日:夏季(8月末~9月下旬)冬季(12月~2月予定)
場所:高塚事業所(千葉県松戸市)、Webコースもあります!
※マイナビサイトへ切り替わります。

若手から大先輩まで、元気で明るいおもしろい会社です。

エイブリック株式会社
www.ablic.com